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SSI対策

あなたは医療関連感染(HAI: healthcare-acquired infections)との戦いの最前線に立っています。私たちはパートナーとして、科学に基づいたソリューションとリスク低減への総合的なアプローチで皆さまをサポートします。臨床専門家と連携し、手術部位感染(SSI)と戦うためのリソースを提供します。

以下のことがわかっています:

80%

黄色ブドウ球菌由来のSSI

黄色ブドウ球菌によるSSIの80%は、患者自身の鼻腔内細菌叢に由来し、1-3 SSIによる追加入院費用は最大6万ドルに上ります4

病気の患者の象徴的な表現と、バクテリアの表現が組み合わさっています。ダークグリーンとミディアムティールのポジティブなカラーパレット。

30万人

米国の患者

毎年最大30万人の米国の患者がSSIに悩まされています5

点滴袋を持つ人のアイコン。

5%

米国の年間手術件数

年間2,700万件の米国の手術のうち、最大5%がSSIにつながります6

創傷用バキュームシステムのアイコン。

820万人

SSIのリスクがある人々

820万人がSSIのリスクにさらされており、7 入院期間が長くなり、患者が危険にさらされる可能性があります。

ハート付き地球のシンボル。

私たちは微生物の存在を減らし、あなたの患者を皮膚や切開に関連する潜在的な感染から守ることを目指しています。

3M スキン・アンド・ナザル・アンティセプティック

3M™ Skin and Nasal Antiseptic (ポビドン-ヨード ソリューション 5% w/w [0.5% 有効ヨウ素] USP) Patient 皮膚の準備を使って、患者の皮膚上の細菌を減らし、SSI のリスクを最小限に抑えます。

  • SSI の 80% は患者自身の鼻腔内フローラからくる S. aureus1-3 であり、これが SSI 発症の重要なリスク因子となります。
  • 皮膚と鼻の抗菌剤は、包括的な術前プロトコルの一部として使用することで SSI を減少させます。

SSI のリスクを減らすために、主要な組織によるガイドラインと実践を遵守してください。

肌および鼻用防腐剤ボトルとアプリケータ、白背景、製品写真、cmyk、tiff、70-2010-8268-5、70-2010-8271-9、70-2010-8272-7、70-2010-8274-3、70-2010-8275-0、70-2010-8277-6、70-2010-8278-4、70-2010-8380-8、70-2010-8378-2、70-2010-8379-0、70-2010-8375-8、70-2010-8374-1、70-2010-8399-8

Soluprep S 滅菌消毒液

3M™ SoluPrep™ S Sterile Antiseptic Solution クロルヘキシジングルコネート (2% w/v) とイソプロピルアルコール (70% v/v) を使用した Patient の術前 Skin Preparation により、細菌の存在を迅速かつ効果的に最小限に抑えます。

  • シミュレーションされた Surgical 条件下で96時間以上持続する広範囲の抗菌性*により、信頼される皮膚準備ソリューションです。
  • 強化された Incise Drape の付着により、ドレープのリフトを52%減少させます⁸ 
  • 主要な競合他社の有効成分と一致します。**⁸ 
  • 26mL アプリケーターを使用することで、60%広いカバレッジエリアを実現。***⁹

SoluPrep S Sterile Antiseptic Solution は、術前の患者の皮膚準備に追加の利点を提供し、潜在的な皮膚感染に対する安全性と保護を提供します。


*シミュレーションされた Surgical 条件下で実施された研究。
**ChloraPrep® で準備された皮膚と 3MTM IobanTM 2 抗菌性 Incise Drapes を使用したシミュレーション膝手術モデル(2019年)と比較。
***ChloraPrep® Surgical Prep と比較(2021年)。

3M™ SoluPrep™ S 滅菌消毒ソリューション, 2% CHG/70% IPA, 67134, クリア, 10.5 mL

ガイドライン 最近の動向

手術部位感染(SSI)予防ガイドラインは、2016年にWHOが新しく発表、2017年にはCDCが改訂、NICEは2017年に更新するなど、世界的にみても様々な動きが見られます。同じように日本においても、各学会から発表されており、自施設において“どのガイドラインを参考にするべきかの判断が問われる時代”とも言われています。

* WHO:Global guidelines for the prevention of surgical site infection (2016)

https://www.who.int/publications/i/item/9789241550475

* CDC:Guideline for Prevention of Surgical Site Infection (2017)

https://www.cdc.gov/infection-control/hcp/surgical-site-infection/

* NICE:Surgical site infections: prevention and treatment

https://www.nice.org.uk/guidance/cg74

* 日本外科感染症学会:消化器外科SSI予防のための周術期管理ガイドライン2018

* 日本手術医学会:手術医療の実践ガイドライン2019改訂版

* 日本整形外科学会:骨・関節術後感染予防ガイドライン2015改訂第2版

手術部位感染予防のためのAPSICガイドライン

2018年6月に、APSIC(Asia Pacific Society Infection Control)から、「手術部位感染予防のためのAPSICガイドライン」が発表されました。このガイドライン委員には、日本からも2名の著名な先生が参加され、より我々の身近な内容になっていると言えそうです。

日本語版はこちらから確認できます。

APSICのガイドラインによるSSI発生率は、欧米・オーストラリアと比較して、低中所得国(LMIC)および東南アジアで顕著に高く、以下のような理由が含まれることが特定されました。

1. サーベイランス専用の人材および賃金の欠如

2. 標準的な定義を適応することの難しさ

3. 信頼できる微生物学的診断などの診断ツールの欠如

4. 患者記録における低品質の文書

5. データの正確性を検証するため、臨床的エビデンスの評価が必要

6. 微生物検査施設が無いまたは不十分

7. データの解釈および使用におけるスキルの欠如

8. 医療費支払い能力における格差の存在

SSIのリスク因子は、修正不可能なものと可能なものに分類されます。またそれらは、周術期および術中のリスク因子と、術後のリスク因子にも分類されます。

  • 術前のリスク因子
  1. 修正不可能
    a.  65 歳までの加齢
    b.  直近の放射線療法ならびに皮膚または軟部組織の感染歴
  2. 変更可能
    a.  コントロール不良の糖尿病
    b.  肥満、栄養不良
    c.  現在の喫煙
    d.  免疫抑制
    e.  術前のアルブミンが 3.5 mg/dL 未満
    f.   総ビリルビンが 1.0 mg/dL 超
    g.  術前の 2 日以上の入院
  • 周術期のリスク因子
  1. 処置関連
    a.  緊急かつ複雑性の高い手術
    b.  高度な創傷分類
    c.  直視下手術
  2. 設備関連
    a.  不十分な換気
    b.  手術室の出入りの増加
    c.  器具/装置の不適切/不十分な滅菌
  3. 患者の準備関連
    a.  既存の感染症
    b.  不十分な皮膚の消毒処理
    c.  術前の除毛
    d.  間違った予防的抗菌薬の選択、投与および/または継続
  4. 術中のリスク因子
    a.  長い手術時間
    b.  輸血
    c.  無菌法および手術手技
    d.  不十分な手指・前腕消毒および手袋の装着
    e.  低酸素症
    f.  低体温症
    g.  不十分な血糖コントロール

 

  • 術後のリスク因子
  1. 高血糖および糖尿病
  2. 術後の創傷ケア
  3. 輸血

各勧告の強度のカテゴリー

カテゴリー  定義
A  使用の勧告を支持する良好なエビデンス
B  使用の勧告を支持する中等度のエビデンス
C  使用に賛成または反対する勧告を支持するには不十分なエビデンス
D  使用に反対する勧告を支持する中等度のエビデンス
E  使用に反対する勧告を支持する良好なエビデンス

勧告の実施に関わるエビデンスの品質のカテゴリー

グレード  定義
I 1つ以上の適正に無作為化された対照試験により得られたエビデンス
II 1つ以上の適切にデザインされた非無作為化試験、またはコホートもしくは症例対照解析研究から得られたエビデンスであり、好ましくは2施設以上から、 複数回連続で、または規制のない実験における劇的な結果から得られたもの
III  臨床経験、記述的研究、または専門家委員会の報告に基づく権威の意見から得られたエビデンス

サージカルクリッパー

【APSICガイドラインの勧告】

  • 頭髪や体毛が手術手技の邪魔となる場合を除き、除毛は避けるべきである (IIIB)
  • 除毛が必要な場合は剃毛を避け、電気クリッパーを使用すべきである(IA)
  • クリッパーによる除毛のタイミングに関して、勧告は行っていない(IIIC)

【よくある質問】8,9

Q.なぜ、サージカルクリッパーを使用するのでしょうか?
A.剃毛・除毛は、方法によっては皮膚に微細な切り傷を作り、それが後に細菌増殖巣となる可能性があります。

Q.エビデンスはありますか?
A.サージカルクリッパーによる除毛は、カミソリ剃毛に比べSSIリスクが低いという結果がありますが、除毛なしとサージカルクリッパーによる除毛では、SSIのリスクに有意差がないことが示されています。

Q.他のガイドラインではどのように記載されていますか?
A.WHO、CDCガイドラインでも「除毛をしないか、必要な場合はクリッパーによる除毛を行う」ことが記載されています。

 

3M™ Surgical Clipper Professional 9681, Charger, center right

体温管理製品

【APSICガイドラインの勧告】

  • 能動的加温機器を用い、周術期を通して正常体温を維持する(IB)

【よくある質問】10-13

Q.なぜ、体温管理が必要なのでしょうか?
A.全身麻酔時の患者の核心温は、3相の変化で低下していくことがわかっています。そこで、術中に患者の身体表面から効果的に熱を加えるシステムが使用されます。

Q.エビデンスはありますか?
A.偶発的低体温はSSIのみならず死亡率の上昇や入院日数延長、その他術後合併症のリスクになることが明らかです。

Q.他のガイドラインではどのように記載されていますか?
A.WHO、CDC、NICEなどほとんどすべてのメジャーガイドラインで「正常体温の維持がSSI対策である」と述べられています。

775 Warming Unit-Oblique 770px

粘着性切開用ドレープ(インサイズドレープ)

【APSICガイドラインの勧告】

  • 粘着性切開用ドレープを使用する場合、ヨウ素非含有ドレープは手術部位感染のリスクを上昇させる可能性があるため、手術で使用しないこと (IE)
  • 粘着性切開用ドレープが使用される整形外科および心臓手術では、患者がヨウ素アレルギーである場合を除き、ヨウ素含有粘着性切開用ドレープの使用を検討する(IIB)

【よくある質問】14-23

Q.なぜ、ヨウ素含有粘着性切開用ドレープを使用するのでしょうか?
A.皮膚常在菌の術野への移行を物理的に阻止する目的で使用します。皮膚消毒の後、皮膚常在菌が再増殖しても、粘着剤と防水性のフィルムで物理的に閉じ込め、移動を抑えることで、術野の汚染を防ぎます。

3M Ioban 2 Antimicrobial Film Incise Drapes, application, drape, surgical drapes, iodophor impregnated adhesive, conformable, surgery, Asepsis Products, operating room, surgeon, 6635, 6640, 6648, 6650, 6651, FR7023

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関連情報

WEBセミナー

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ケースレポート

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学会講演サマリー

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よくある質問

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References

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