カテーテル固定用ドレッシング
適切なIVドレッシングが重要です
当社は、あらゆるタイプの血管内留置カテーテル向けに特別に設計された、信頼性の高いカテーテル固定用ドレッシングを幅広く取り揃えています。その幅広い製品群により、簡単に患者に最適な製品を選択することができます。コストのかかる有害事象のリスクを防ぎ、患者のQOLを向上させるために、エビデンスに基づいた製品で、思いやりのあるケアを提供するお手伝いをいたします。
カテーテル固定用ドレッシングに隠されたテクノロジー
40年にわたるカテーテルケアのテクノロジーとイノベーションに支えられたテガダーム™ I.V. ドレッシングは、保護し、固定し、患者の治癒を助ける画期的なソリューションを提供するように設計されています。ドレッシングのカテゴリには以下が含まれます。
クロルヘキシジン含有ドレッシング
2w/w%のクロルヘキシジングルコン酸塩(CHG)を含有した透明ゲルパッドが抗菌性を有します。CHGゲルパッドが細菌の再増殖を最長7日間抑制します。1
クロルヘキシジン含有ドレッシング使用の推奨が、CDC(米国疾病管理予防センター)のガイドラインに掲載されています。2
カテーテル固定用ドレッシング
しっかりとした固定、視認性、水蒸気透過性の両立を目指して設計されています。
カテーテル刺入部位の固定、傷の被覆・保護に使用できるドレッシング
米国にて1981年に最初に発売された3M™ テガダーム™ トランスペアレント ドレッシングは、外部の汚染物質に対して防水性とウイルスバリア性*を提供し、透明性があるため穿刺部を簡単に観察できます。
*In vitro テストでは、テガダーム™ ドレッシング製品の透明フィルムは、フィルム自身に損傷のない限り、直径27nm以上のウイルスに対してウイルスバリア性を有していることが示されています。
クロルヘキシジン含有ドレッシング(3M™ テガダーム™ CHG ドレッシング)
高度管理医療機器 抗菌性カテーテル被覆・保護材
承認番号:22200BZX00663000/販売名:テガダーム CHG ドレッシング
選択は明らかです
3M™ テガダーム™ CHG ドレッシングは、カテーテル関連血流感染(CRBSI)の低減効果が承認されている唯一の透明フィルムドレッシングであり(2025年4月Solventum調べ)、エビデンスに基づいたガイドラインおよび実践基準に準拠しています。
テガダーム™ CHG ドレッシングが医療従事者と患者にもたらすメリット:
CRBSIの低減
CRBSIの低減効果が承認され、臨床的に証明されています。クロルヘキシジン含有ドレッシング使用の推奨(カテゴリーIA、18歳以上)が、CDC(米国疾病管理予防センター)のガイドラインに掲載されています。2
視認性
透明なフィルム、およびCHG含有の透明ゲルパッドにより、挿入部位の潜在的な合併症を早期に特定できます。
固定性
カテーテルの動きや抜去を最小限に抑えるように設計されています。
操作性
透明ゲルパッドとドレッシングが一体型になっているので、ワンステップで貼ることができます。
クロルヘキシジン含有ドレッシングは、CDC(米国疾病管理予防センター)のガイドラインに掲載されています。2
CDC/HICPAC(2011年)『血管内カテーテル関連感染予防のためのガイドライン』より抜粋
血管内カテーテル関連感染予防のためのクロルヘキシジン含有ドレッシングの使用に関する推奨 2017年改訂版
1.1
1. 18 歳以上の患者
a. カテーテル由来血流感染(CRBSI)またはカテーテル関連血流感染(CABSI)を低減するための臨床適応を明記したFDA 承認済みのラベルのあるクロルヘキシジン含有ドレッシングを、 短期留置用の非トンネル型中心静脈カテーテルの挿入部位を保護するために使用することが推奨される。(カテゴリーIA)
2. 18 歳未満の患者
a. クロルヘキシジン含有ドレッシングは、皮膚に重篤な有害反応が生じるリスクがあるため、早産児における短期留置用の非トンネル型中心静脈カテーテル挿入部位を保護するための使用は推奨されない。(カテゴリーIC)
b. 18 歳未満の小児患者および非早産児における短期留置用の非トンネル型中心静脈カテーテル挿入部位を保護するためのクロルヘキシジン含有ドレッシングの使用に関しては、この年齢群における有効性および安全性について公表された質の高い研究によるエビデンスが不足しているため、いかなる推奨も策定できない。(未解決問題)
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英語版は、2017年改訂内容が反映されています。
3M™ テガダーム™ CHG 製品
関連資料
カテーテル固定用ドレッシング
カテーテルをしっかり固定したいときに
カテーテルが動いてしまうことはよく知られている問題です。血管内留置カテーテルの最大3分の1が外れてしまいます。3 カテーテルを適切に固定することは、質の高いケアと患者のQOLを維持する上で重要な要素です。3M™ テガダーム™ I.V. コンフォート フィルム ドレッシングを使用して、カテーテルをしっかり固定し、その動きや予定外抜去を最小限に抑えましょう。
3M™ テガダーム™ I.V. コンフォート フィルム ドレッシングは、ドレッシング交換回数とカテーテルの再挿入を減らすことで、ご施設のカテーテル管理コストの抑制に役立ちます。透明フィルムにより刺入部の継続的な観察が可能です。最大7日間の貼付が可能です。3 本製品は付属のテープ類を含めた全ての表面がフィルムで覆われているため、汚れにくく、液体・バクテリア・ウイルスなどの外部汚染から保護します。*
*In vitro テストでは、テガダーム™ ドレッシング製品の透明フィルムは、フィルム自身に損傷のない限り、直径27nm以上のウイルスに対してウイルスバリア性を有していることが示されています。
カテーテル刺入部位の固定や傷の被覆・保護など、各種用途に
汚染物質から保護する透明フィルムドレッシング
3M™ テガダーム™ トランスペアレント ドレッシングは、40 年以上にわたり、カテーテル管理における最低基準のベストプラクティスとして使用されてきました。4 細菌、ウイルス*、血液、体液などの外部汚染から保護します。これらの透明フィルムドレッシングは、正確な位置への貼付と、継続的な観察のための視認が可能なため、不必要なドレッシング交換を最小限に抑えることができます。
3M™ テガダーム™ コンフォート フィルム ドレッシングと 3M™ テガダーム™ HP トラスペアレント ドレッシングは、水蒸気透過性の向上を実現した製品で、湿気の多い環境や発汗のある患者に対してより良い装着感を提供します。5
*In vitro テストでは、テガダーム™ ドレッシング製品の透明フィルムは、フィルム自身に損傷のない限り、直径27nm以上のウイルスに対してウイルスバリア性を有していることが示されています。
その他の関連資料
適正使用のために 貼り方・剥がし方の基本テクニック(使用手順)
血管内留置カテーテルを肌にやさしく、しっかりと固定するための基本テクニックをご紹介します。3M™ テガダーム™ ドレッシングの代表的な製品の使い方動画をご用意しています。
末梢静脈カテーテルの固定
3M™ テガダーム™ I.V. コンフォート フィルム ドレッシング(製品番号:1681)を使用した固定方法です。
再生時間:2分6秒
末梢静脈カテーテルの固定2
3M™ テガダーム™ I.V. コンフォート フィルム ドレッシング(製品番号:1683)を使用した固定方法です。
再生時間:2分5秒
末梢静脈カテーテルの固定3
3M™ テガダーム™ I.V. トランスペアレント ドレッシング(製品番号:1633)を使用した固定方法です。
再生時間:2分21秒
末梢静脈カテーテルの固定4
3M™ テガダーム™ コンフォート フィルム ドレッシング(製品番号:1684)を使用した固定方法です。
(再生時間:2分4秒)
末梢動脈カテーテル(Aライン)の固定
3M™ テガダーム™ I.V. コンフォート フィルム ドレッシング(製品番号:1681)を使用した固定方法です。
再生時間:2分2秒
末梢動脈カテーテル(Aライン)の固定2
3M™ テガダーム™ I.V. トランスペアレント ドレッシング(製品番号:1633)を使用した固定方法です。
再生時間:2分11秒
末梢動脈カテーテル(Aライン)の固定3
3M™ テガダーム™ I.V. コンフォート フィルム ドレッシング(製品番号:1683)を使用した固定方法です。
(再生時間:2分17秒)
小児での末梢静脈カテーテルの固定
3M™ テガダーム™ I.V. トランスペアレント ドレッシング(製品番号:1610)を使用した固定方法です。
(再生時間:2分38秒)
PICCカテーテルの固定
3M™ テガダーム™ コンフォート フィルム ドレッシング(製品番号:1688)を使用した固定方法です。
再生時間:1分35秒
中心静脈カテーテルの固定
3M™ テガダーム™ I.V. コンフォート フィルム ドレッシング(製品番号:1685)を使用した固定方法です。
再生時間:1分48秒
中心静脈カテーテルの固定2
3M™ テガダーム™ コンフォート フィルム ドレッシング(製品番号:1688)を使用した固定方法です。
再生時間:1分33秒
中心静脈カテーテルの固定3
3M™ テガダーム™ コンフォート フィルム ドレッシング(製品番号:1686)を使用した固定方法です。
(再生時間:1分48秒)
ヒューバ―針の固定
3M™ テガダーム™ コンフォート フィルム ドレッシング(製品番号:1688)を使用した固定方法です。
再生時間:1分33秒
中心静脈カテーテルの固定(クロルヘキシジン含有ドレッシングを用いた例)
3M™ テガダーム™ CHG ドレッシング(製品番号:1657R)を使用した固定方法です。
再生時間:2分4秒
中心静脈カテーテルの固定(クロルヘキシジン含有ドレッシングを用いた例)2
3M™ テガダーム™ CHG ドレッシング(製品番号:1658R)を使用した固定方法です。
再生時間:1分50秒
関連情報
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References:
- Bashir MH, Olson LK, Walters SA. Suppression of regrowth of normal skin flora under chlorhexidine gluconate dressings applied to chlorhexidine gluconate-prepped skin. Am J Infec Control. 2012;40:344-348.
- CDC, Guidelines for the Prevention of Intravascular Catheter-Related infections 2011.
- Jackson A. Retrospective comparative audit of two peripheral IV securement dressings. Br J Nurs. 2012;21(2 Suppl):1015.
- Gorski LA, Hadaway L., Hagle ME, et al. Infusion Therapy Standards of Practice. J Infus Nurs. 2021;42, Standard 42.4, Practice Recommendation K1.
- 3M Data on file (05-012089).