V.A.C.® Peel and Placeドレッシングは、複数の技術を1枚のドレッシングに統合し、貼付をより簡便にします。
1. 3M™ V.A.C.® グラニューフォーム
立体網目状構造の薄型フォームが収縮することで、ドレッシングが創床に密着し、均一な陰圧伝達と排液除去を実現します。
2. スリット入り非固着性レイヤー
陰圧伝達および排液除去を妨げず、フォームへの組織の陥入を軽減するよう設計されています。これにより、最長7日間の貼付が可能です。また、創周囲の健常皮膚にも適用可能です。
3. 3M™ V.A.C.® Dermatac™ ドレープ
シリコーン・アクリル系粘着剤技術を用いたドレープは、貼付直後の位置調整が可能です。皮膚にしっかり密着しつつ、剥離時の不快感や痛みを軽減する、肌に配慮した設計です。
4. 3M™ SensaT.R.A.C.™ パッド接続孔
SensaT.R.A.C.™ パッドを 簡便に貼付できるよう、 あらかじめ開口部を設けた設計です。
5. 3M™ SensaT.R.A.C.™ パッドチューブ
創傷部位の圧力をモニタリングし、陰圧度を適切な状態に保ちます。
安心して始められるNPWT
V.A.C.® Peel and Placeドレッシングが、患者さまへのより簡便で効果的な創傷ケアをサポートします。
V.A.C.®治療を、よりシンプルに
V.A.C.® Peel and Placeドレッシングは、創部全体とその周囲の健常皮膚を覆うよう設計されています。フォームのカットや創周囲の皮膚の保護が不要なため、貼付時の手順を簡略化し、時間の短縮に貢献します。
動画で、V.A.C.® Peel and Placeドレッシングの主な特長と作用機序をご覧ください。
V.A.C.®治療を、より簡便に
オールインワンの一体型設計により、貼付操作を簡便化し、ドレッシング交換に要する時間やトレーニングを軽減するとともに、患者さまの治療期間を通じて、一貫したケアの提供をサポートします。
動画で、実際の貼付デモンストレーションと基本的な貼付手順をご覧ください。
V.A.C.® Peel and Placeドレッシングキット よくあるご質問
はい。V.A.C.® Peel and Placeドレッシングは、従来のV.A.C.® グラニュ―フォームドレッシングと同じ適応創傷に使用できます。
ドレッシングのフォーム部が、創部全体を被覆し創縁を越えて創周囲皮膚まで覆うように適用する必要があります。創傷の深さが6 cmを超える場合は、従来のV.A.C.® グラニュ―フォームドレッシングをご使用ください。
- スモールサイズのドレッシングは、創傷の最大深さは2cmまでを目安としてご使用ください。
- ミディアムサイズのドレッシングは、創傷の最大深さは4cmまでを目安としてご使用ください。
- ラージサイズのドレッシングは、創傷の最大深さは6cmまでを目安としてご使用ください。
はい。ポケットの深さが2 cm以下であれば使用できます。ポケットの深さが2 cmを超える創傷には使用しないでください。
いいえ。トンネルのある創傷には使用しないでください。その場合は、従来のV.A.C.® グラニュ―フォームドレッシングをご使用ください。
いいえ。V.A.C.® Peel and Placeドレッシングと創傷充填材を併用しないでください。創傷充填材が必要な場合は、別のV.A.C.®治療用ドレッシングをご使用ください。
V.A.C.® Peel and Placeドレッシングは、以下の陰圧維持管理装置でのみ使用してください。
- 3M™ V.A.C.® Ulta型陰圧維持管理装置(3M™ V.A.C.® 治療のみ)
- 3M™ ActiV.A.C.™ 型陰圧維持管理装置
他の機器や壁吸引装置と併用しないでください。
V.A.C.® Peel and Placeドレッシングは、最長7日間貼付できます。ドレッシング交換の頻度は、患者さまの状態や創傷の状態を評価した上で、医療従事者が適切に判断してください。交換間隔は固定されたスケジュールではなく、患者さまおよび創傷の継続的な評価に基づいて決定する必要があります。また感染創では、他のNPWTドレッシングと同様に頻回かつ慎重な観察を行い、必要に応じてドレッシング交換の頻度を増やしてください。
はい。フォーム表面にはスリット入り非固着性レイヤーが設けられており、フォームが創傷周囲の皮膚に直接接触するのを防ぎます。また、このレイヤーには微細なスリットが入っており、創周囲にも陰圧を伝達するとともに、滲出液等の水分を除去します。
初回貼付時にリークが発生した場合は、ドレッシングを持ち上げて位置を調整し、貼り直すことができます。その際、しわや折れ目がないようにしてください。治療中にリークが発生した場合は、3M™ V.A.C.® Dermatac™ ドレープまたは3M™ V.A.C.® ドレープを追加して補強してください。
ドレッシングのフォーム部分は切らないでください。密閉性を確保するため、ドレープの縁は十分に残してください。本ドレッシングは、ドレープのサイズ調整を行わずに簡便に貼付できるよう設計されていますが、必要に応じて医療従事者の判断によりドレープ部分をトリミングすることができます。また、湾曲した部位へ貼付する場合は、ドレープ部分に切れ込みを入れることで、重なりやドレープの折れ、しわを軽減できます。
陰圧設定は、連続モードで-75~-150 mmHgの範囲で使用してください。これらの設定により、治療期間を通してドレッシングと創床との密着性を維持できます。
はい。他のV.A.C.®治療用ドレッシングと同様に、露出した血管、臓器、または吻合部の上に使用する場合は、十分な厚みのある自家組織による被覆が最も効果的な保護となります。そのような組織による被覆が得られない場合や、外科的に被覆することが困難な場合には、メッシュ状の非固着性創傷被覆・保護材の複数層使用を検討してください。
いいえ。本ドレッシングにはスリット入り非固着性レイヤーが組み込まれており、フォームがこれらの組織に直接接触するのを防ぎます。ただし、露出した組織の状態が懸念される場合は、創傷の経過を評価するため、7日間を待たずにドレッシング交換を行うことを検討してください。
ドレッシング除去後、 創床にタンパク質やフィブリンを含む付着物が認められることがあります。 これらは主に、血液中に最も多く含まれるタンパク質であるアルブミンを50%〜60%程度含む物質です。 創部の洗浄は、施設プロトコルまたは医師の指示に従って実施してください。
いいえ。貼付可能な期間が異なるため、V.A.C.® Peel and Placeドレッシングを他のNPWTドレッシングと組み合わせて使用することはできません。SensaT.R.A.C.™ パッドへの圧迫を軽減する方法として、以下を推奨します。
- より大きいサイズのV.A.C.® Peel and Placeドレッシングを使用してください。注:ラージサイズのV.A.C.® Peel and Placeドレッシングでは、SensaT.R.A.C.™ パッド接続孔が中心からずれた位置に配置されており、圧迫を避けたい場合に有用です。
- SensaT.R.A.C.™ チューブの下に除圧材を入れ、圧迫部位の負荷を低減してください。
- 上記のいずれの選択肢も臨床的に適切でない場合は、別のV.A.C.®治療用ドレッシングの使用を検討してください。
関連資料
参考文献:
- 社内試験結果
- 貼付時間:平均で2分未満(社内試験結果)
世界で最も多く研究されているNPWTソリューション
3M™ V.A.C.® 治療は、世界で初めて製品化された局所陰圧閉鎖療法(NPWT)として、世界で1,000万件以上の創傷治癒に使用されてきました。比較臨床を含む豊富なエビデンスにより、再入院リスクや再手術の低減、入院期間の短縮、合併症の減少が示されています。V.A.C.® 治療は、患者さまのケアの向上と医療経済性の向上に貢献します。